2015年6月17日水曜日

時間の価値

最近は僕が理花の保育園の送り迎えをしている。昨日も行きも帰りも僕が理花を連れて行き、帰りも連れて帰ってきた。

バスに乗っていくこともできるが、運動のために歩いていくことにしている。11kgの子供を抱っこひもで抱っこして片道30分くらい歩く。往復で1時間。送りと迎えで2回行くので1日2時間の仕事になる。

歩きながら考えた。「子供の送り迎えだけで1日2時間なんて、時間の無駄なんじゃないか」と。


一方で、こんな質問を自分自身にしてみた。

「自分が70歳、80歳になったときに、お金を払えばタイムトラベルで、この送り迎えをしている時間に戻れるとしたら、自分はいくら払うだろうか」

理花は抱っこひもの中で、まわりの景色や人々を見ながら「あー」とか「うー」とか言っている。まだ1歳2ヶ月なので、意味のある言葉を言うことはできない。歩いていると何かの意思表示なのか、僕のことをたたいてくる。



年老いた自分が、今のこの子にもう一度会えるとしたら、何万、何十万円だって払うだろう。



言葉も話せず、歩くこともできない娘と一緒に過ごせる時間は一生のうちで何年だろう。人生は短いが、子供と一緒に過ごせる時間はもっと短い。しかも、子供はどんどん成長し、二度と小さく戻ってはくれない。

すでに手に入れたもの、目の前にあるものの価値は忘れてしまいがちだ。今の時間の大切さを忘れないように生きていきたいと思う。

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